冒険者の手引き(用語集)
2025.07.18更新
聞き馴染みのないワードをRPGに置き換えて、わかりやすく説明するをモットーに。
第1章:冒険の基本と世界のルール
この世界の根幹をなす、全ての冒険者が最初に知るべき最も基本的な用語。
| 一般用語 | 【信用🧭】の世界 | 解説 | 関連記事 |
|---|---|---|---|
| このブログ全体 | 信用コンパス(この世界) | 信用情報に悩む冒険者たちが、正しい知識と実践方法を求めて旅をする、一つの独立した世界。 | |
| カード(発行)会社 | 武具店 | ギルド(信用情報機関)とは別に、勇者に新しい「武具」を授けるかどうかを判断する存在。世界には、それぞれが異なる特徴を持つ、無数の武具店が存在する。 | |
| 信用情報(クレヒス) | 冒険の記録(冒険の書) | 勇者一人ひとりが携える、これまでの冒険の全てが刻まれた、唯一無二の記録。この書の内容が、勇者の「信頼度」というステータスを決定する。 | |
| クレヒス修行 | 経験値稼ぎ | 弱いモンスター(少額決済)をコツコツと倒し、その経験値で勇者のレベル(信頼度)を上げていく、最も基本的な活動。約束(支払い)を守ることで、より多くの経験値が得られる。 | |
| 信用情報機関 | ギルド(3大組織) | この世界のルールを司る、3つの巨大な権力組織。主人公の「冒険の記録」を管理している。 | |
| CIC | 商人ギルド | 日々の「商取引」に関する記録を専門に扱う、最も活気のあるギルド。加盟店が一番多い。 『天秤とコインを組み合わせたような、公正な取引を象徴する商人ギルド「CIC」の紋章』 | |
| JICC | 傭兵ギルド | 個人の「資金力」に関する記録を専門に扱う、実力主義のギルド。カードローンなどの記録がここに集まる。 『盾と剣、そしてコインを組み合わせた傭兵ギルド「JICC」の紋章』 | |
| KSC | 王立銀行 | 住宅ローンなど「公式な金融取引」の記録を扱う、最も格式高いギルド。特に重要な情報を長く保管している。 『王冠と天秤を組み合わせた、最も格式高い王立銀行「KSC」の紋章』 | |
| CRIN(クリン) | ギルド間の公認ルート | 3つのギルド全てを繋ぐ公式な情報網。主に重大な「呪い」の情報を共有するために使われる、世界の基本ルール。 | |
| FINE(ファイン) | 王立銀行と傭兵ギルドの連携ルート | 王立銀行(KSC)と傭兵ギルド(JICC)だけを繋ぐ、特別な情報ネットワーク。主に双方のギルドにのみ関連する、重要な情報を交換している。 | |
| IDEA(イデア) | 伝説の大災害時の避難経路 | 世界規模のイベントが発生した時にだけ開かれる、冒険者を守るための幻のネットワーク。 | |
| 割賦販売法 | 大賢者の古文書 | すべてのギルドと審査官が従わなければならない、世界の根幹をなす古の法典。 この古文書には、冒険者を不当な「罠」や「罰則」から守り、公正で誠実な「契約」を交わすための魔法の言葉が記されている。 長年にわたって守られ、幾度も解釈が重ねられてきたこの書は、いまもなおギルドの活動を導いている。 | |
| クーリングオフ | 時の砂時計 | 「大賢者の古文書」によって冒険者に与えられた、契約を無効化できる魔法の砂時計。契約の書面を受け取った瞬間から8日間(一部の長期にわたる契約では20日間)、砂が落ち続ける。砂が全て落ち切る前に、自らの意思で砂時計をひっくり返すことで、契約そのものを時間の始まりまで巻き戻すことができる。 | |
| ― | 賢者 | この世界の法と理(ことわり)を守護する、知識の探求者たちの総称。彼らは特定のギルドや武具店に所属せず、中立の立場から、冒険者たちが公正な冒険を続けられるよう、時には「古文書」を解き明かし、時には「防衛魔法」を開発し、時には「集会所」で知恵を授ける。 |
第2章:武具(クレジットカード)について
冒険に不可欠な「武具」の性能や種類、使い方に関する用語。
| 一般用語 | 【信用🧭】の世界 | 解説 | 関連記事 |
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| クレジットカード | 武具/装備品 | 冒険に不可欠な装備品。種類によって属性や特殊効果が異なり、レベルに合わない強力すぎる武具はレベルが上がらないと装備できない。 | |
| 国際ブランド | 五大クラン | 世界の決済網を支配する、Visa、Mastercardなどの偉大なる一族。全ての武具はいずれかのクランの血統に属しており、そのクランの印が刻まれることで、世界中でその力が認められる。 | |
| カードのロゴマーク | クランの印 | 武具に刻まれた、所属クランを示す紋章。この印によって、その武具が使える場所や仲間(加盟店)が分かる。 | |
| ゴールド / プラチナカード | 伝説の武具 / 神話の武具 | クレヒス修行を終えた勇者だけが持つことを許される、ステータスと強力なスキルが付与された武具。 | |
| デポジット型カード | 再起の武具 | 自らの再起を誓い保証金を武具店に捧げることで、たとえ呪われた状態でも持つことが許される特殊な武具。失った信頼を取り戻し、再び立ち上がるための、クレヒス修行の第一歩となりうるカード。 |
第3章:技術と魔法(セキュリティ・決済)
武具に付随する便利な魔法や、身を守るための防衛術に関する用語。
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| セキュリティコード | 聖なる刻印 | 武具の裏側などに打ち込まれた3桁か4桁の紋様。武具が本物であり、真の持ち主の手にあることを証明する鍵。 特に、遠隔地の商人など姿なき相手との取引(ネットショッピングなど)の際に、その真価を発揮する。 | |
| 3Dセキュア2.0 | 賢者の瞳 | それは武具店(カード会社)にのみ与えられる、強力な防衛魔法。冒険者がオンラインで取引を試みるとき、賢者の瞳はその動きを静かに見つめ、即座に「危険の気配」がないかを見極める。問題なければ静かに見守るが、「盗賊の影」を感じた時のみ、結界を展開し「合言葉(ワンタイムパスワード)」の提示を求める | |
| デビットカード | 魔法のポーチ | 自身の金庫(銀行口座)と直接繋がった、不思議なポーチ。これを使えば、約束(後払い)をせずとも、ポーチの中の軍資金だけで即座に支払いを完了させられる。 | |
| タッチ決済 | ルミナスタップ | 祭武具を祭壇(決済端末)にかざした際、所持している武具に刻まれたクランの印が共鳴し、サイン等をせずとも瞬時に支払いが完了する便利な魔法技術。 |
第4章:状態異常と世界の罠
冒険者が陥る可能性のある、不利な状況や危険に関する用語。
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|---|---|---|---|
| 事故情報 | 呪い | 長期の毒(遅延)や禁断の儀式(債務整理)によって、冒険の書に公式に刻まれてしまう、解くのが困難な状態異常。新たな冒険に出ることが極めて難しくなる。 | |
| 遅延(遅延履歴) | 毒 | 約束を破ることで冒険者の体を蝕む、じわじわと効果を現す毒。少量でも「信頼度」を下げ、これが続くと、より深刻な状態異常へと繋がる。 | |
| ブラックリスト | 呪われし者の烙印 | 冒険の記録に呪い(事故情報)が刻まれてしまった者が、世間から不名誉を込めて呼ばれる通称。この烙印を押された者は、ほとんどの武具店やギルドから相手にされず、新たな冒険に出ることが極めて困難になる。 | |
| 社内ブラック | 武具店からの永久追放 | 冒険の書から呪いが解けても、一度大きな問題を起こした武具店からは、半永久的に相手にされなくなる内部的な記録。その武具店からは、事実上の永久追放を言い渡されたに等しい。 | |
| スーパーホワイト | 無貌の仮面 | 過去の過ちではなく、冒険の書が白紙であるが故に、素性を誰にも証明できなくなる呪いの装備。ギルド(信用情報機関)も武具店(カード会社)も、仮面の者の実力を測れないため、新たな武具を授けることができない。この呪いを解く唯一の方法は、クレヒス修行によって、仮面に己の顔を刻むことだけである。 | |
| リボ払い、リボ手数料 | 奈落の沼 | 月々の支払いが楽になるという甘い誘惑で冒険者をおびき寄せる、魔性の沼。 ひとたび足を踏み入れれば、沼の底から伸びる「無数の亡者の手(リボ手数料)」がその足を掴んで離さず、支払っても支払っても決して減らない。元金の重みと共に、冒険者を確実に奈落の底へと引きずり込んでしまう。 | |
| 自動リボ設定 | 沼へと誘う招待状 | 武具(カード)の契約書に紛れ込んだ、地獄への片道切符。 ひとたび招待状にサインをすると、全ての買い物が沼へと誘われてしまう。 この沼から抜け出す為には、一刻も早く武具店(カード会社)に連絡する以外方法はない。 | |
| 不正利用(フィッシング/スキミングなど) | 影のなりすまし | 姿なき「盗賊」たちが冒険者の武具(カード)情報を巧妙に盗み出し、本人になりすまして悪事を働く卑劣な闇の魔法。 この世界のどこにでも潜んでおり、影は気配も音もなく忍び寄る。 対抗できるのは、ギルド(信用情報機関)の防衛魔法「賢者の瞳」と、冒険者自身の警戒心──それだけだ。 | |
| フィッシング詐欺 | 幻惑トラップ | ギルド(信用情報機関)や武具店(カード会社)などを装い、冒険者を偽の場所(サイト)へ誘い込む、最も狡猾な幻術。その手口はメールやSMSだけでなく、最近ではyoutubeなどの媒体からLINEへ誘導すると言う手口も。その手法は極めて巧妙かつ多岐にわたる。 | |
| 悪質な勧誘業者 | 闇組織「ボッタ」 | 様々な甘い言葉やあの手この手を使って冒険者を誘惑してくる悪の組織。彼らは冒険の書を直接汚せないが、その法外な要求は、結果的にあなたを他の武具店との約束(支払い)を破らざるを得ない状況に追い込み、あなたの「信頼度」を地に落とす。 |
第5章:儀式と契約
冒険の途中で発生する、重要なイベントや手続きに関する用語。
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|---|---|---|---|
| 審査官 | ― | 武具店に所属し、勇者が新しい武具を手にするにふさわしいか、その冒険の書を元に厳しく判断する専門家。彼らは、勇者が越えるべき最初の壁である。 | |
| 審査 | ― | 新しい武具を手に入れるために、審査官が勇者に課す、乗り越えるべき試練。この試練を突破して初めて、勇者は次のステージへ進むことができる。 | |
| 在籍確認 | ― | 武具店(カード会社)が、勇者の申告した所属拠点(職場)が真実であるかを確認する儀式。 | |
| 債務整理 | ― | これまでの冒険で複雑に絡み合った借金を整理し、冒険を立て直すための公式な手続き。一人で挑むのは無謀なクエストであり、神官(弁護士)の導きがあって初めて、新たな一歩を踏み出すことができる。 | |
| 任意整理 | ― | 神官(弁護士)を代理人として立て、武具店(カード会社)と直接和解の交渉を行うこと。未来に支払うはずだった対価(将来利息)を免除してもらい、残った借金の元金だけを分割で返済していく、最も穏便な解決策。 | |
| 個人再生 | ― | 裁判所の力を借り、借金を大幅に圧縮してもらう再生の手続き。家などの重要な拠点(資産)を守りながら、減額された借金を分割で返済していく、「自己破産」と「任意整理」の中間に位置する選択肢。 | |
| 自己破産 | ― | 全ての財産を差し出すことを代償に、裁判所に願い出て、全ての借金の支払いを免れる、最も強力で劇的な手続き。冒険の書には最も深い呪いの烙印が刻まれるが、冒険をゼロからやり直すことができる。 | |
| チャージバック | ギルドの守護結界 | 影のなりすまし(不正利用)によって受けた損害を、武具店が調査の上で取り消してくれる強力な防御魔法。これはギルド全体で定められた世界のルールであり、勇者が正直に被害を報告すれば、原則としてその損害は肩代わりされる。 | |
| インビテーション | 武具店からの特別招待状 | クレヒス修行を積み、その誠実な働きを認められた勇者だけに、所属する武具店から送られる名誉ある招待。これを受けた者は、より上位のサービスと、伝説の武具を手にする資格を得る。 | |
| 100万円修行 | ― | 特定の武具にのみ用意された、特別なクエスト。「年会費永年無料」という証を得るため、多くの勇者が挑戦する、最も有名な試練の一つ。 | |
| 情報提供義務 | ― | カード会社が冒険者と契約を結ぶ際に、手数料や支払い方法といった重要な情報を偽りなく、誠実に示さなければならないという王国の掟。これにより、冒険者は不利な契約の罠から守られている。 | |
| 信用情報の開示請求 | 真実の水晶 | ギルド(信用情報機関)に保管されている、自分自身の「冒険の記録(クレジットヒストリー)」を取り寄せ、その内容を確認する儀式。自らの真実の姿を映し出し、次の冒険への備えとする、すべての冒険者に与えられた権利。 | |
| 支払可能見込額の調査 | 賢者の天秤 | カード会社が冒険者に過剰な利用枠を与え、返済という呪いに苦しむことがないよう、事前にその力量(支払能力)を計ること。収入や生活費、他の契約状況を天秤に乗せ、無理なく支払える範囲でしか力を与えられないという、冒険者を守るための掟。 | |
| BNPL(後払い) | ツケが効く酒場の勘定書 | 武具店での審査を経ずとも、街の商人(対応店舗)と交わせる手軽な後払いの約束。大変便利だが、複数の酒場でツケを重ねると、気づかぬうちに大きな借金となる。約束を破れば、街中での評判(信用)を失うことになるだろう。 |
